BEFORE
AFTER
こんにちは!高級ブランドダウン、ハイブランド衣類、帽子の職人仕上げ・メンテナンス専門店「モリモトクリーニング(モリクリ)」です。
「お気に入りのモンクレールのダウン、襟元や袖口のコーティングがポロポロと剥がれてきた…」
「黒やネイビーの生地の表面がひび割れて、白い粉のようなものが出てくる」
「高かったダウンなのに、もう寿命だからと諦めて捨てるしかないの?」
プレミアムダウンの最高峰として世界中で愛される「モンクレール(MONCLER)」。
その圧倒的な保温性とラグジュアリーなデザインは冬の憧れですが、一部のモデルに使用されている「PU(ポリウレタン)コーティング素材」には、避けて通れない経年劣化のリスクが存在します。
今回、大阪府摂津市の当店(全国宅配クリーニング対応)にご相談いただいたのは、ネイビーのシャイニーナイロンにホワイトの内襟やトリコロールが映えるモンクレールの人気ダウンジャケットです。
お預かりしたダウンは、襟周り、前立ての見返し、袖口の内側など、直接肌に触れるPUコーティング部分が経年劣化(加水分解)を起こし、激しく剥離してボロボロになっていました。
結論からお伝えしますと、職人による特殊な剥離除去処理と生地のトリートメント、さらにダウン全体の丸ごとウェットクリーニングにより、不快なベタつきやボロボロを完全に一掃し、滑らかな艶とふっくら感を完全復活させました!
今回は、モンクレールをはじめとする高級ダウンを愛用する方に絶対に知っておいてほしい「PUコーティングの劣化のメカニズム」と、モリクリが行う独自の復元技術について詳しく解説します。
1. 知らないとショック!PU(ポリウレタン)コーティングが「ボロボロ」になる理由
モンクレールのダウンには、独特の美しい光沢や防風性・防水性を持たせるため、ナイロン生地の表面や裏面に「ポリウレタン(PU)樹脂」を薄くコーティングした素材が使われているモデルがあります。
しかし、このポリウレタンという素材には【製造から約3年〜5年で劣化が始まる】という物理的な寿命があります。
劣化を引き起こす最大の原因「加水分解(かすいぶんかい)」

ポリウレタンは、空気中の水分(湿気)や、着用時に付着する「汗」「皮脂」と化学反応を起こし、少しずつ分子結合が破壊されていきます。これが「加水分解」です。
加水分解が進むと、以下のような症状が順番に現れます。
- 初期段階: 表面がなんとなくペタペタ・ネチャネチャと粘り気を帯びてくる。
- 中期段階: 表面に細かいひび割れが起き、白っぽく曇ってくる。
- 末期段階: コーティングがポロポロ・ボロボロとフケのように剥がれ落ち、インナーや首元に黒いカスが付着する。
今回お預かりしたモンクレールも、まさに末期段階。特に首筋の汗が当たる襟元や、手の摩擦が多い袖口、ジッパー開閉で擦れる前立て部分が激しく剥離していました。
多くのクリーニング店では「これ以上洗うと全体がボロボロになる」「事故になるため洗えない」とお預かりを断られてしまう、難易度S級のトラブルです。
2. 放置は厳禁!家庭洗濯や無理な摩擦が引き起こす二次災害
「ボロボロ落ちてくるのが気になるから、家で擦り落とそう」
「洗濯機で丸洗いしてしまおう」
そう考えて自己流で処置しようとするのは絶対にやめてください。
中途半端に粘着性の残ったポリウレタンを無理に擦ると、周りの正常な生地にベタつきが擦り込まれて真っ黒なシミになったり、白い裏地やトリコロール部分に色素が移染して取れなくなってしまいます。さらに、洗濯機の水流や脱水の強い遠心力が加わると、劣化した生地が一気に破裂・裂傷を起こし、本当に取り返しのつかない大惨事になります。
加水分解が始まってしまったコーティングは、放置しても自然に元に戻ることは絶対にありません。プロの職人による適切な処置が必要不可欠です。
3. モリクリの職人技:劣化したPUコーティングの除去と美観再生

モリクリでは、お客様に劣化の状態と作業工程をしっかりとご説明した上で、以下の精密な手作業でメンテナンスを行いました。
① 劣化した樹脂の「安全剥離・完全除去」
まずは、ポロポロと剥がれかけている脆弱なポリウレタン樹脂だけを、生地のベース(基布)を傷めない特殊な除去溶剤と職人の手作業によって、ミリ単位で丁寧に取り除いていきます。中途半端に残すと再びカスが出てくるため、縫い目のキワまで徹底的にクリーンアップします。
② 下地を美しく整える「質感再生トリートメント」
コーティングを取り除いた後のベース生地は、油分が抜けてカサカサになりがちです。モリクリ独自の繊維保護トリートメントを施すことで、下地ナイロンの深みのあるネイビーの艶を引き出し、肌触りを滑らかに整えます。
③ ダウンの命を蘇らせる「プレミアム個別手洗い(ウェットクリーニング)」
剥離処理が完了した後、ダウンジャケット全体をたっぷりの温水と弱酸性の天然油脂配合洗剤で優しく丸ごと手洗い。襟元や袖口に染み込んでいた長年の皮脂汚れや汗、黒ずみを完全に洗い流しました。
4. クリーニング Before / After:あのボロボロが嘘のようにすっきり!


職人の丁寧な手仕事により、モンクレールは見違えるような姿を取り戻しました。
- Before(ビフォー):
襟元、前立て、袖口のネイビー部分が白く濁り、表面のコーティングが鱗のようにボロボロと剥離。触ると黒いカスが指につき、着用するのが困難な状態でした。 - After(アフター):
不快だった剥離カスとベタつきは跡形もなく完全に除去!しっとりとした上品な光沢を放つ美しいネイビーに生まれ変わり、白い内襟やトリコロールテープの黄ばみも取れて鮮やかに復活しました。
中のダウン羽毛も一本一本が空気を抱き込み、購入時のようなパンパンのロフト(膨らみ)を取り戻しています。
5. 大切なモンクレールを長持ちさせるための「保管の新常識」

PUコーティングや高機能ナイロンを使用した高級ダウンを長く愛用するために、以下の保管方法を徹底してください。
- ビニールカバーはすぐに外す: クリーニングから戻ってきた際のビニール袋は湿気を閉じ込めます。必ず通気性のある不織布カバーに掛け替えてください。
- クローゼットの湿気対策: 加水分解の最大の引き金は「湿気」です。クローゼットには必ず除湿剤を置き、定期的に扉を開けて風を通しましょう。
- シーズン終わりの汚れ落とし: 汗や皮脂が付着したまま半年間クローゼットに眠らせると、加水分解が猛烈なスピードで加速します。シーズンが終わったら、必ずプロの水洗いで皮脂をリセットしてから保管してください。
6. 高級ダウンのトラブル・劣化相談は「モリクリ」へ
モンクレールは、適切なケアさえ施せば10年、20年と人生を共にできる素晴らしいダウンです。コーティングの剥がれや他店で断られたトラブルも、諦める前に一度モリモトクリーニングへご相談ください。
遠方のお客様も、公式LINEからお品物の写真を送るだけで、かんたんに無料見積もり・事前診断が可能です。
大切な一着、任せるならモリクリ。
ぜったい損させません。