SUPREME × New Eraキャップの黒さを取り戻す。ステッカー文化への敬意と、職人が伝えたい「つば」の真実

2024.09.04

BEFORE

ステッカーが貼られたまま、全体に埃が蓄積して白っぽくなったシュプリーム×ニューエラキャップ

AFTER

埃が除去され、無料シリコンコーティングで黒さとステッカーの輝きが復活したキャップ

ストリートファッションのアイコンとして不動の人気を誇る、シュプリーム(SUPREME)とニューエラ(New Era)のコラボキャップ。その特徴はなんといっても、あのカッチリとした独特のフォルムと、つばに輝くゴールドのステッカーです。

しかし、大切に被っているつもりでも、黒いキャップには避けて通れない悩みがあります。全体に蓄積する「埃っぽさ」や、蓄積した「帽子 汗シミ」、そして日差しによる「帽子 焼け」。これらを解決しつつ、ニューエラ特有のカルチャーと、あの「つばの硬さ」をどう守り抜くか。

今回は、プロの技術でリフレッシュさせた事例とともに、現場で見続けてきた「ステッカー問題」と「つばの硬さ」の理想と現実について詳しく解説します。


ステッカーを剥がさない美学と、職人が直面する「負の遺産」

ニューエラのステッカーを貼ったまま被るスタイル。このヒップホップ文化に根ざした「本物の証」を守りたい気持ちは、私たちも痛いほどわかります。しかし、クリーニングの現場では、その美学の代償ともいえる悲劇を何度も目にしてきました。

ステッカーは時間が経つと必ず劣化します。ステッカーがボロボロになって剥がれかけた時、その下にはくっきりと「跡」が残ってしまいます。さらに厄介なのが、ステッカーの「糊(のり)」です。劣化した糊がベタベタになり、繊維に溶け込むと、完全に除去するのは至難の業です。

糊が酸化して黄色く変色する「黄変」や、劣化した糊が黒いカスのようにこびりつくこともあります。「帽子を長持ちさせる」なら剥がすのが正解ですが、「価値を守る」ために貼っておきたい気持ちもわかる……。まさに、ブランドを愛するからこその悩みですね。


【重要】ニューエラの「つば」は水に弱い。プロでも悩む「選択(洗濯w)」

ニューエラのキャップをお持ちの方なら、「つばがヘタってきた…」と感じたことがあるかもしれません。これには構造上の理由があります。

多くのモデルでは、つばの芯地に「圧縮された厚紙」や「特殊な芯材」が使われています。そのため、非常に水に弱く、ご家庭でジャブジャブ洗ってしまうと、芯地が水分を吸ってふやけ、一気に形が崩れてしまいます。これはまさに「致命傷」です。

汚れを取るか、硬さを取るか

ここが職人としても非常に「難しい選択(洗濯w)」なのですが、プロが洗っても、特に「帽子 汗シミ」や皮脂の浸透が激しい場合は、どうしてもつばが柔らかくなってしまうことがあります。

表面だけを専用のシャンプーでシャシャッと拭き取る方法もありますが、それでは繊維の奥に染み込んだ「帽子 汗シミ」をリセットすることはできず、すっきりとした被り心地にはなりません。モリクリでは「さっぱりと清潔に」を優先し、しっかりと水を通しますが、工程の最後に「糊付け」を施して可能な限り硬さを戻す努力をしています。

それでも、素材の限界があることも事実です。「どうしてもつばが柔らかくなるのは絶対に嫌だ!」という方は、あえて水につけないドライなクリーニング手法をとっているお店を探されるのも一つの手かもしれません。うちを頼ってくださるお客様には、このリスクを包み隠さずお伝えした上で、最善を尽くします。帽子は本当に奥が深く、難しいですね!


埃っぽさを一掃し、「帽子 色褪せ」を無料(0円)のシリコンコーティングで救う

今回お預かりしたキャップは、目立つ汚れこそありませんでしたが、全体的に繊維の奥まで埃が入り込み、少し白っぽく「くたびれた」印象になっていました。

目に見えない「帽子 汗シミ」や皮脂が残っていると、それが埃を吸い寄せ、時間の経過とともに酸化を早めます。これが「帽子 色褪せ」や、紫外線による「帽子 焼け」の元凶です。

モリクリでは、洗浄後に標準サービスとして【無料(0円)】で「シリコンコーティング」を施します。これにより、毛羽立ちを抑えて生地本来の「深く引き締まった黒」を再現します。
※色の抜けが激しい場合は、必要に応じて「色補正(色差し・色修正)」のご提案も可能です。黒を黒らしく、かっこよさを復活させます。


安心して任せていただくための「10日間保証」と日常メンテ

高級な限定キャップをお預かりする責任として、モリクリでは「10日間保証」を設けています。お届けした仕上がりに納得いただけない場合は、お届けから10日以内にお申し出ください。無償で再作業を承ります。

また、日常のメンテナンスとして、「帽子 焼け」や「帽子 色褪せ」を防ぐには、被った直後の「タオルトントン」が効果的です。水に濡らして固く絞ったタオルで、内側の額が当たる部分を叩くだけで、次のクリーニングでの「黒さ」の戻りが劇的に変わります。


納期よりも「仕上がり」を最優先にするプライド

モリクリでは、効率を求めた機械的な流れ作業は行いません。納得がいかなければ、何度でも工程をやり直します。
特にステッカーの扱いや芯地の乾燥、そして絶妙な糊付け加減には、熟練の職人が時間をかけて向き合います。そのため、納期のお約束はいたしません。

納期を優先して不完全なものをお返しするくらいなら、時間をいただいてでも、私たちが胸を張って出せるクオリティまで磨き上げたい。ステッカー一枚、つばの硬さ一分にも敬意を払い、一客一点、魂を込めて洗います。

全国対応 帽子・キャップ専門宅配クリーニングのモリクリにお任せください。

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