アウトドアブランドの雄「Wild Things」と、デザイナー三上純氏による「JUN MIKAMI」。この最強のコラボレーションから生まれたダウンジャケットは、他に類を見ない独創的なキルティングのシルエットと、過酷な環境にも耐えうる圧倒的な保温性が魅力です。
今回お預かりした一着は、小さなお子様がいらっしゃる「ママさん」からのご依頼でした。そこでモリクリが提案したのは、従来の撥水加工ではなく、環境に配慮した「PFAS(ピーファス)フリー」の撥水メンテナンス。
お気に入りの一着を長く、美しく、そして安心して着続けるための、モリクリ流「環境優先」クリーニング事例をご紹介します。
避けて通れない「お化粧汚れ」と、プロの染み抜きの重要性
特に黒のダウンや、顔周りにボリュームのあるデザインのJUN MIKAMIコラボモデルで目立つのが、襟元の「お化粧汚れ(ファンデーションやリップ)」です。
最近のファンデーションや下地は、密着度の高い油性成分が主流です。一度繊維に入り込んでしまうと、時間が経つほどに酸化し、ご家庭での拭き取り程度ではまず落ちません。無理に擦れば、生地の色を抜いてしまう「色抜け」や、摩擦による「白化(はっか)」を招く原因になります。モリクリでは、生地に負担をかけない特殊な染み抜きで、これらを丁寧に除去します。
【新基準】環境を優先する「PFASフリー撥水加工」という選択
今回のメンテナンスにおける最大のポイントは、撥水加工の選び方です。
モリクリでは、環境への負荷が懸念される有機フッ素化合物を使用しない「PFASフリー」の撥水剤を採用しました。
1. 環境と未来に優しい選択
PFASフリーの加工は、従来のフッ素系撥水剤に比べると、正直なところ「水を弾く力(持続性)」は少し控えめです。しかし、未来の環境への影響を最小限に抑えることができます。
2. 日常の汚れを「落ちやすく」する
撥水加工の目的は、雨を弾くだけではありません。生地の表面をコーティングすることで、日常的な泥汚れや食べこぼしなどが繊維の奥に浸透するのを防ぎ、次回のクリーニングで汚れが落ちやすくなるメリットがあります。環境を優先しながらも、実用性を兼ね備えた「ママさん」にぴったりの仕様です。
【重要】キルティングダウン特有の「羽毛の吹き出し」について
このJUN MIKAMIモデルの最大の特徴は、美しいキルティングデザインにあります。しかし、ここで一つオーナー様に知っておいていただきたい「宿命」があります。
通常、ダウンジャケットは内部に「ダウンパック(羽毛を閉じ込める袋)」を入れることで、羽毛が外に出るのを防いでいます。しかし、このような複雑なキルティングデザインの場合、製品の仕様上、ダウンパックが使われていなかったり、縫い目から羽毛が逃げやすい構造になっていたりします。
そのため、着用やクリーニングによって、中の羽毛(毛)がどうしても外に飛び出してしまいます。これはクリーニングのミスではなく、このデザインを維持するための「製品仕様上の宿命」です。モリクリでは細心の注意を払って作業しますが、どうしても出てしまう毛については「ごめんやで」としか言いようがないのが正直なところです。
魂の乾燥工程と「10日間保証」
モリクリでは、水洗い(ウェットクリーニング)で汚れを一掃した後、大型の回転乾燥機で適度な熱を加えながら、職人が手作業で羽毛を丁寧にほぐしていきます。この工程により、潰れていた羽毛が再び空気を含み、驚くほどの「ボリューム」が復活します。
高級な一着をお預かりする責任として、お届けから10日以内であれば無償で再作業を承る「10日間保証」も設けています。
また、日頃のメンテナンスとして、お化粧汚れがついてしまった時は、水に濡らして固く絞ったタオルで「トントン」と叩き、汚れをタオルに移すイメージで応急処置をしてください。
【警告】家庭洗濯が招く「修復不可能なダメージ」
「汚れだけでも家で洗いたい」というお気持ちはわかりますが、高級ダウンの家庭洗濯は極めて危険です。家庭用乾燥機ではパワー不足で芯まで乾かず、内部でカビが発生したり、強烈な生乾き臭が残ってしまうケースを私たちは何度も見てきました。
納期よりも「仕上がり」を最優先にする。
環境に優しく、そして美しく。ワイルドシングス × ジュンミカミの持つ唯一無二のオーラを、もう一度その手に。
全国対応 高級ダウン専門宅配クリーニングのモリクリにお任せください。
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