カナダグースの白いロングダウンに付いた全体の黄ばみ・くすみと袖口の汚れを、ダウンのボリュームを落とさないよう水洗いで洗浄し、白さとふっくら感を取り戻した事例です。
お客様の悩み
- 白いダウンなので、シーズンを重ねるうちに全体が黄ばんでくすんできた
- 袖口や襟まわりの汚れが特に目立つ
- 高級ダウンなので、ボリュームが落ちたり生地を傷めたりしないか心配だった
Before / After

全体にくすみがあり、白さが鈍い状態でした。

白さが戻り、ロフト(ふくらみ)も回復しました。

袖口は皮脂や外気の汚れで灰色っぽく変色していました。

袖まわりも白く、羽毛の偏りなくふっくら仕上がりました。
なぜこうなったか
白いダウンの黄ばみ・くすみの主な原因は、着用中の汗や皮脂です。皮脂は時間とともに酸化して黄色く変色し、生地の表面だけでなく中綿の羽毛にも移ります。特に袖口・襟・前立ては手や肌が触れる時間が長く、汚れが集中します。
「着終わったらすぐしまう」習慣も追い打ちになります。汚れが残ったまま保管すると酸化が進み、翌シーズンには黄ばみとして定着します。白や淡色のダウンほど、この変化が目に見えて分かります。
工程と職人の判断
- 検品:全体の黄ばみの広がり、袖口・襟の汚れの濃さ、生地やファスナー・スナップの状態を確認。
- 前処理:袖口や襟など汚れの濃い部分は、先に部分処理をしてから全体を洗います。白い生地は、汚れの濃い部分と薄い部分で落とし方を変えないと、洗い上がりにムラが出るためです。
- 水洗い(手洗い):ナイロン系のダウンはドライクリーニングをしません。全部、水洗いの手洗いのみです。汗や皮脂は水で落とす汚れなので、羽毛の油分を守りながら、酸化した皮脂汚れを落としていきます。
- 乾燥とロフト回復:乾燥の工程で羽毛をほぐし、ふっくら感(ロフト)を戻します。ここが甘いと、白くなっても着心地と保温性が戻りません。
- 仕上げ・再検品:形を整え、白さとボリュームを最終確認してから返送します。
料金・納期
- 料金:17,800円(2026年10月現在)
- 内訳:ダウン(中綿)ジャケット・コートのクリーニング 13,800円 + ダウンメンテナンスオプション「エリ・ソデなどの頑固汚れ」4,000円
- 納期:約1週間(この事例は6月29日仕上がり)
※この事例の料金は2026年10月時点のものです。キャンペーンやクーポンの利用、物価上昇にともない、現在の価格は異なることがあります。最新の料金は、こちらの商品ページでオプションを選んでシミュレーションできます。
→ 商品ページ:https://www.morikuri.jp/SHOP/00014.html
※納期は目安です。繁忙期にはさらにお時間をいただくことがあります。着用予定がある場合は、余裕をもってご依頼ください。
※発送キットは500円で頼めますし、手持ちの段ボール等で着払いで送ることもできます。仕上がり後の保管は最長12ヶ月まで無料です。
FAQ
Q. 白いダウンの黄ばみやシミは、クリーニングで落ちますか?
A. 正直なところ、汚れの落ち具合は実際に洗ってみないと分かりません。原因が汗や皮脂の酸化であれば改善が期待できますが、変色が進んだものや生地自体の日焼けは、完全には戻らないこともあります。落ちる・落ちないの保証はできませんが、できる限り落とせるよう手を尽くします。なお、シミ抜きなど追加の作業が必要な場合は、追加料金がかかることがあります。追加料金の有無については、ご相談時にご確認いただけます。
Q. カナダグースやモンクレールなど高級ダウンも預けられますか?
A. はい。高級ダウンは羽毛の油分を守る洗い方と、ロフトを戻す乾燥が要になります。ブランドダウンの取り扱い実績も多数あります。
Q. シーズン終わり、しまう前に洗った方がいいですか?
A. おすすめします。皮脂汚れは時間がたつほど酸化して黄ばみとして定着します。着用後の汚れを落としてから保管すると、翌シーズンの状態が大きく変わります。